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●2004年8月

 

もう一つの政治の可能性を感じながら、三島の街に感激
(8月29日)

 昨日から、「虹と緑の500人リスト」の政策研究会と総会に出席のため、静岡県の三島市に出かけてきました。
 ミニ政策研究会や、ブロックごとの政策研究会は、年に何回か行われているのですが、全国各地から集まっての政策研究会は年に一度なので、勢いテンコモリ状態になります。

 昨日の午後1時から5時までは、参議院選挙で初めて国政選挙に取り組んだ、「みどりの会議」の全国比例の選挙をふまえて、「もう一つの政治は可能か」というテーマでの講演とパネルディスカッション。
 その後、夕食もとらず、午後8時まで総会。「みどりの会議」の解散を引き継ぐ形で生まれた「みどりのテーブル」に「虹と緑」はどう関わるのかで激論になりました。
 議論を聞きながら、「虹と緑」が、「地方から政治を変えよう」というスタンスをとりながらも一方では、「日本に緑の党を」という目標を掲げてきた経緯や、今回、それぞれの地方議員も「無所属・市民派」から「みどりの会議」といわばカミングアウトしたことを考えると、今さら「もう一つの政治は可能か」を論じるのではなく、「もう一つの政治の流れをどうつくっていくのか」という問題をこそ、論じあわなければいけないのでは、と思いました。
 選挙期間中、そして選挙後、実に多くの有権者の方から、「みどりの政治」に対する共感の声をいただきました。「生命環境を守る」という視点から、「経済成長に頼らない」、「環境も、生物も、人と人も共生できる」社会に、大きく舵をきらなければ、もはや持続は不可能、という認識は、大きく市民権を得ている、と肌で感じています。
 要は、それを説得力のある、具体的な政策に深めていくこと、そして活動しつつ、共感の輪を広げていくこと、それを柱として、ネットワークをきちんと構築していけば、自ずと方向性は生まれてくるような気がします。
 はじめに組織ありきではなく、運動の中から必要な組織が整っていくような、そんな「テーブル」ができれば、いや、つくっていかなければ、と思っています。

 今日の講演の一番目は、東京都中野区の田中大輔区長の「市民政治の可能性」というテーマのお話でした。
 のっけから、「持続可能な社会」のためには、これまでの政治や行政のやりかたではいけない、と、全国的に注目されている、大胆な改革のねらいについて、こう語られました。
 中野区の改革については、とてもここで記すことは不可能ですが、「行政でなければできないこと」、「行政でも民間でもできること」、「民間に委ねたほうがいいこと」、「私的活動に属すること」、この棲みわけをきちんとして「新たな公共」の範囲をきちんと選択していくべき時代なのだというお話は、説得力がありました。

 二つ目のテーマは「自然エネルギー」。大林さんのお話は、何度か院内政策研究会で伺っていましたのが、会場とのやり取りの中で、大規模にエネルギーを生み出すことより、地域であらゆる方法で自然エネルギーを生み出す方が、実は10倍の雇用を生み出す、というお話に納得、でした。

 午後1時近くに全部終了。
 三島は、富士山からの伏流水が、街のど真ん中にこんこんと沸き出しているまちです。昨日、小一時間、町の中を散歩して感激。
 そこで、関東ブロックの仲間と、地元の人がおいしい、と推薦してくれたウナギ屋さんで昼食をとり、駅前にドーんと広がる公園、楽寿園を散策して、帰路につきました。
 こんこんと伏流水の湧き出る池だけでなく、公園内には巨木の数々が。町の中には池から流れる川が縦断し、川のせせらぎを生かした街づくりをしていることに感服です。
 なにしろ、子どもたちが、町のど真ん中で川遊びをしているのです。源平川では、初夏に螢が乱舞するとか。
 若者が1人、箱眼鏡で川底を覗いていました。「何か魚が?」と声をかけると、「伊豆国分寺から、天平時代の遺物が流れてくることがあるので」とのこと。うーん、なんか、タイムスリップしたような…。
 駅前なのに、ビルよりも、昔からの木造建築が目につく町でした。昨日、今日と散策する間、スーパーは一軒だけ。小さな商店が軒を並べる駅界隈に、シャッターをおろした店が少ないのが印象的な、活気のある町でした。
 街のそぞろ歩きに頼りにした観光マップ。30分コース、1時間コース、90分コースと、それぞれコース別のマップ。
 
そのほかに「不親切マップ」これはおおまかな道路と川だけしかのっていないものがありました。「土地のものにお尋ねください」そして、地元の人がちゃんと教えてくれたら、「不」の字を消してください、というもの。
 これだけでも商工会の知恵に感心したのに、もう一つ「源頼通の散歩道」との小文があり、これにはうなりました。なぜかは、三島を訪ねたときに、実際に手にしてごらんください。

 

オリンピック・ジェンダー・9月議会
(8月27日)

 なんとか、昨日まで「風のたより31号」の配付をほとんど済ませ、いよいよ今日から、9月議会。会期は9月24日(金)までの29日間です。

 主な議題は、平成15年度、一般会計・特別会計・企業会計の決算案、平成16年度の補正予算案です。
 そのほか、法の改正に伴う条例改正や、消防署武里分署に配置されている工作車と災害対策特殊救急自動車・高度救命処置用資機材の購入、市立病院付属看護学院が3年生の看護専門学校に移行することに伴う条例改正などが審議されます。
 注目の合併協議については、8月31日に議員全員協議会が開かれることになりました。
 主な日程は、以下の通りです。

●議案に対する本会議質議
 9月1日(水)、2日(木)、3日(金)

●委員会質議
 9月6日(月)、8日(水)、9日(木)

●一般質問(敬称略)
 9月13日(月) 栄、石川(良)、中川、秋山、山口、山崎、卯月
 9月14日(火) 武、河井、渋田、五十嵐、飯田、栗原
 9月16日(木) 阿部、村松、利根川、岡村、蛭間、
片山
 9月21日(火) 松本、石川(勝)、並木、白土、大山、小島
 
委員会報告、議案に対する討論・採決
 議員提出議案審議、採決
 9月24日(金)

 私は、今回も、「市町村合併について」、「旧谷中小学校跡地問題を中心とする公共財産の処分について」の2点について質問します。是非、皆様のご意見、お寄せください。

 本日は、議案の提出理由の説明。
 第52号議案は、「印鑑条例」の改正案です。国の、印鑑登録の不正登録を防止するために、本人確認を厳格にする法改正に伴う条例改正ですが、同時に「性同一性障害者」への配慮として、性別記載欄を削除するというもの。
 その説明時に、後方の席でザワザワ。「なんでそんな配慮が必要なんだ」、「男は男、女は女」。まだまだ、そういう意識が根強いのだと痛感させられるのは、こんなときです。
 タイミングよく、というか、東京都は「ジェンダーフリー」に対する、バッシングとも思える方針を次々に打ち出しています。

 明日から、「虹と緑の500人リスト」の総会。東京都の実情と情報を、しっかり仕入れてこようと思います。
 それにしても、教育基本を改定しようとする動きしかり、「女・子ども」の地位を貶めようとする裏には、戦前回帰とも言うべき、「強い国家」をめざす大きな勢力を感じます。

 オリンピックもそろそろ閉幕。日本選手の活躍はすばらしいと、文句無しに感動しますが、せっかくのスポーツの祭典。せめてハイライトでは、日本選手にこだわらず、各国選手やチームの名場面を流してほしいものと思います。
 それにしても、「国家」を背負わず、「自分の力を出し切ろう」という現代っ子気質だからこそ、プレッシャーに負けず伸び伸び競技しているように思えるのは、私だけでしょうか。

早速表面化した1市2町の合併論
(8月24日)

 昨日の合併協解散を報じた新聞各紙は、同じく、三枝市町が宮代を除く、「1市2町の合併協議を進めたい」と言明したと報じています。
 宮代を含む1市3町と、含まない1市2町では合併の中身がちがってくる、ということを全く考慮せず、とにかく合併特例法の期限内に、何が何でも合併を、と見える姿勢には、正直、失望以外のなにものでもありません。
 それに、とりあえず、中核市を射程距離において1市2町で合併しておいて、その後、宮代に再度誘いをかける、というのは、1市3町の合併に対して「NO」という態度表明をした、宮代の人たちに対して失礼、というものです。

 27日からはじまる9月議会では、こられの点に関して、きちんと質していこうと思っています。
 ご意見、お聞かせください。

できるところからはじめる、という発想を
(8月23日)

 本日の合併協議会では、春日部市、杉戸町、庄和町、杉戸町の1市3町の法定合併協議会の解散が決まることになります。傍聴したかったのですが、ちょうど同じ時間帯に、「障害者計画」の意見交換会が開かれるため、そちらを傍聴しました。

 「障害者計画」が策定されて1年半あまり、「支援費制度」のスタートに加えて、突如起こった合併協議の中で、なかなか「実施計画」の策定に至らないまま、時間が経過してしまいました。
 しかし、「障害者計画」を策定するとき、当事者団体、公募委員を多数含めて設けられた「策定懇話会」委員の意見を尊重して、「実施計画」をたてようとする、障害福祉課の姿勢は評価できます。

 といっても、1年、何も進捗していない状況に、各委員から、せめて重点課題とされている「就労支援センター」、「居宅支援センター」等の準備として、既存施設の一画にでも、準備室的なものが設けられるのでは、問いう指摘が相次いだのは、陶然と言えます。

 「現状ではできない」ではなく、「今からでもできることはないか」という観点から進めることが、もっとも求められているのだと思いながら、議論を聞いていました。

「長屋」発の元気印が生まれれば…
(8月21日)

 誕生したばかりのNPO法人「かすかべ長屋」の定例会がありました。
 私は社員ではありませんが、イベント等のお手伝いをしているので、オブザーバー参加。
 「長屋」の活動目的の一つである「地域のコミュニティづくり」の活動を始めるにあたって、今まで地域でいろいろな活動をしてきている団体のみなさんの体験例を聞きながら、今、どんな活動が求められているのか、そのためにはどんなことをしていかなければならないのか、などを考えるために、連続シンポジウムを開くことになりました。
 3カ月に1回程度のわりあいで、と考えています。
 第1回は9月11日(土)午後2時から4時、「春日部市教育センター」視聴覚ホールで行います。
 パネラーとして、「わらじの会」、「教育を考える会・久喜」、「社会福祉協議会武里地区支部」の3団体に参加していただく予定になっています。
地域で何か活動したい、と思っていらっしゃる方は、是非、ご参加ください。

 「かすかべ長屋」の事務所は、大池通り、団地入口の五差路から春日部方向に少しいった、中島園芸さんの一画にあります(光明寺向かい)。
 生涯学習の一環として、「パソコン教室」を開きます。
 また、近日中に、パソコンからデータを送って印刷できる印刷機が設置される予定です。実費はいただくことになりますが、身近な「印刷センター」としてご利用ください。

 そのほか、「旧沼端小学校跡地」の暫定活用を利用して、みんなの居場所つくりもはじめられれば、と検討中です。関心のある方、是非、一緒にやってみませんか?

ご意見いただけると、元気が出ます
(8月19日)

 「風のたより」31号を配って歩く日々です。さすがに、日中は暑くて、午後は少し日がかげってから出かけています。
 1市3町の合併が白紙になったことで、逆に市民の皆さんの関心が強くなってきたのか、「風のたより」を読んで、とメールやファックス、お電話を下さる方が、いつもより多いような気がします。
 できるだけ情報をお伝えしたいと思ってポストに入れているだけに、電話などをいただけると、ホッとします。
 もちろん、たまには、「郵送しないでくれ」とか、「ポストに入れないでほしい」という連絡をいただくこともあります。きちんと住所やお名前を伝えて下さったかたには、今後入れないようにしたいと思いますので、お許しください。
 
 本日お電話を下さった方は、赤字の市立病院の運営に対して、本当に憤っていらっしゃいました。運営委員の1人として、身の引き締まる思いがします。
 まず、「
公立病院だから、赤字になっても仕方がない」という意識を払拭すること、そして、「病院は患者さんの病気を治すための、究極のサービス業である」という意識で見直すこと、この二つから議論を始めなければいけないと思っています。
 ご意見お聞かせください。

ローカル線・海・山・温泉・渓谷
(8月17日)

 郷里での法要をはさんで、何十年ぶりかの5日間の旅に出かけてきました。

 12日は、新幹線で一関まで、そこから大船渡線で大船渡着。
 夫も私も、「リアス式海岸を見たことがない!」。大船渡の碁石海岸で、日暮れまで海を満喫。
 途中の大船渡線では、駅に止まるたびに、子ども連れの帰省客が降りたち、駅前には出迎えのおじいちゃん、おばあちゃん、いとこたち。日本のお盆の風景がありました。
 大船渡から碁石海岸までのバスは、なんとも昔懐かしい、ボンネットのあるバス。冷房はなく、窓枠の壊れたところはガムテープで応急処置。ワンマンバスの運転手さんは、バスが止まってからゆっくりかばんから財布を取り出すお年寄りにゆったりと話し掛けながら応対し、バスをおりる子供たちには、「気を付けてね」と声をかけ、時が数十年前に戻ったようでした。
 
 翌13日は、リアス線で宮古へ。トンネルを抜けるたびに、ちがった風貌の海岸・港・浜が広がり、想像以上でした。
 宮古からはひたすら山の中を横断する山田線で盛岡へ。盛岡から新幹線で秋田着。ほとんど1日、なにもせク、ぼーっと窓外の景色をみつめるだけ、という贅沢な1日でした。

 翌14日は、秋田の郊外にある温泉で、母方の祖父の法要という名目の、母方の従兄弟会。総勢が揃うと40数人ということでしたが、18人が集まりました。実母が49才で亡くなってから、母方の親戚とのつきあいも疎遠になり、私の父の葬式に顔を合わせた従兄弟以外は、大人になってはじめて、という顔もありました。しかし、再会とともに、子ども時代、夏休みになると母につれられて、角館の実家に帰った日々が蘇りました。
 7人兄弟だった母の弟妹は、もう二人しか存命せず、母の実家の意外なルーツが分かったり、叔父叔母が元気なうちに会を催してくれた従兄弟に感謝です。

 翌15日は、奥羽線の快速と陸羽東線を乗り継いで鳴子の一つ手前の中山平に。
 あいにくの雨模様でしたが、降ったり止んだりだったので、ふるさとの森〜鳴子峡を散策。夫の希望のブナの原生林は無理でしたが、ふるさとの森近辺の広葉樹林だけで、満喫。
 思いがけず、「奥の細道」コースにぶつかって、渓谷をたどり、緑満喫の散策、気がつくと、あっという間に3時間はたっていました。

 16日は、たくさんのお土産を手にしておじいちゃん、おばあちゃん、いとこたちと別れを告げる帰省客といっしょに、新幹線で帰宅。
 ひたすら、命の洗濯をした5日間の旅は終りました。


<沈む夕日に照らされる海をバックに、潮風をまともに受けて>

不採算部門を、赤字の隠れみのにしないために
(8月10日)

 病院運営委員会がありました。
 15年度の決算は、14年度よりも収入が2億1,000万円近く落ち込み、逆に支出は9,550万近く増えて、赤字は4億5,000万円近くにのぼります。
 市立病院の宿命として、「小児科や産婦人科等の不採算部門を抱えているから」というのは、もう何年も前から言われ続けていること。それを解消するために、「再整備計画」と平行して、建て直しのための議論が進められてはいるのですが…。
 しかし、その再整備計画の中間報告は、どうみても、「建設部門」は病院建て替え中心の議論で、「市立病院はどうあるべきか」という「経営部門」の論議とリンクしていないように思えます。
 このままで、建設費だけで180億円かかるといわれる建て替えを進められるはずもありませんが、本日は管理者である市長が欠席のため、再整備計画は、後日に再協議することになりました。

目が離せない合併問題
(8月9日)

 合併問題に関する会派の勉強会がありました。
 杉戸町は、町長がすでに、宮代町に2町の合併を申し入れています。
 庄和町は、宮代を除く1市2町の合併を求めるとしています。
 では、春日部は…。

 正式には23日の1市3町の「法定合併協議会」解散後にならないと、態度を表明できないとしていますが、何としても合併特例法の期限である、来年の3月までに合併をまとめないと…、そのためには、もし杉戸があくまでも宮代を除く合併はありえないとするなら、庄和町との1市1町の合併を進めたいという声も出はじめています。

 このままでは1市3町の合併協議よりもさらに、市民不在の論議になりそうな気がします。
 「合併しないで、どう財政を持ちこたえることができるのか、合併に反対するなら代案を示すべき」という声も出るほど、「合併頼み」が大勢を占める中で、将来、どんなまちであってほしいのか、という原点からの合併論議はかすんでしまいそうです。

 今日の勉強会の中で、孤軍奮闘という感じになてしまった私としては、9月議会で、きちんと論点整理をしたいと思っています。
 是非、皆さんのご意見、お聞かせください。

幅広い議論がほしい少子化対策
(8月8日)

 朝のテレビ番組で、「少子化対策」の特集を。あまり期待せず、家事をしながら聞いていたところ、お名前は失念しましたが、若手の女性が「今の少子化対策は、子どもを育てながら”働ける”ことに女性を追い込んでいる要に思う」と発言したので、真剣に見る気になりました。

 一つ例をあげると、「女性の働き方に合わせて、長時間保育を」という論には、大いに疑問を持っています。多様な働き方に合わせて保育時間がフレキシブルに選べるならともかく、長時間保育、夜間保育は、ともすると、乳幼児を抱えて働く母親が恒常的に残業できることにつながったりします。
 月に一回や二回ならともかく、毎日のように残業することになったら、夜遅く帰宅して、子どもを寝かし付けて家事もこなし…、そんな生活は大変です。残業がなくても、育児時間がとれる役所や大企業以外で働く大部分の母親は、育児と仕事の両立でヘトヘトなのですから。
 もちろん子育ては母親だけのものではありませんが、母親が夜遅く、保育園に子どもを迎えにいかなくてはいけない、ということは、父親の手が当てにならないことが前提ですから。
 父親も育児時間や育児休暇がとれることが自然になったり、たとえばデンマークのように、父親、母親両方が0.75働く、というワークシェアリングが可能になるなど、もっとさまざまな角度から検討しなければ、子育てしながら働きたい、という女性を過剰労働に追い込むだけでしょう。

 もう一つ、番組冒頭で、その女性が「私たちの世代は、ずっと競争することを求められてきたので、結婚や子育てなど、人と協力しなければできないことが苦手」というような発言がずっとひっかかっていました。
 若い人たちが結婚しない、子どもを産まないということは、制度の問題もありますが、「競争社会」や、環境の悪化などの幅広いストレスが、「子孫を残したい」という生物としての本能にブレーキをかけているような気が、ずっとしています。

 今回の参議院選挙では、「みどりの会議」のマニフェストの社会保障の項で、「人生のどんな段階でも、収入が得られなくなった段階で、年金で所得保障する」という提案をしました。
 年金だけでなく、生活保護、育児手当て、失業保険といったもろもろの社会保障を年金に一本化し、給付と貸与を選べるようにする、その基礎年金部分は税金で支え、その上に所得比例を上乗せして、自分で老後の年金を組み立てられるようにする、この社会保障の一本化の論議が、今こそ必要だと思っています。
 財源はどうするのか、ということですが、一本化することによって、必ずしも税負担が跳ね上がることはないと思います。
 また、育児の渦中にある世代が年金の保障で休業できたら、保育園の数を増やす必要がなくなりますし、介護に当たる世代が休業できたら、介護使節を増やさなくてもよいかも知れません。
 そういった、福祉関連の総枠の中で、「共に支えあう」ことのできる制度をきっちりつくり直すこと、これが安心して暮らせる社会への第一歩なのではないでしょうか。

ジェンダーと入札と
(8月7日)

 「虹と緑の500人リスト」関東ブロックの政策研究会に参加しました。
 一つ目のテーマは、「男女共同参画社会の実現に向けて」。講師は、前に春日部市の「女性問題アドバイザー」を勤めて下さっていた、松田敏子先生でした。
 国が男女行動参画基本法を制定したにもかかわらず、昨年大問題になった、千葉県の条例案を県議会で否決した動きのように、「男女共同参画」の歩みは遅々として進まないどころか、某都知事のように、バッシング発言も目立ってきているように思います。関連予算の削減も目立つようになってきました。
 先生のお話のあとの会場とのディスカッションの中で、「ぶれない首長もしくは教育長がいる自治体は、バッシングがない」こと、議会に健全なチェック機能があることが大事であることから、選挙の時の争点の一つにして、候補者をチェックする必要性がある、との共通認識が生まれました。

 二つ目は「自治体を変える入札改革」。講師は、中野区の行革委員などを勤めていらっしゃる、法政大学の武藤博己先制でした。
 これがまた、大胆な改革。入札が行われる公共事業の金額から考えると、単に入札額が安い、という基準だけでなく、政策基準を加味し、たとえば、「雇用は地元から」、「資材購入は地元業者から」、「障害者の法定雇用率を達成している企業」などの評価基準を加味して、落札業者を決定するというもの。
 またまた新たな研究課題が生まれました。
 なんと行っても、落札価格が予定価格の90%、という春日部市、60%、70%という自治体も少なくないのに、なんらかの改革が必要だという認識はあったのですが。
 

市内共通商品券の存在、ご存知でしたか?
(8月5日)

 臨時議会が開かれました。
 議案は2つ。「春日部市敬老祝金贈呈条例の一部改正について」、「公共下水道三千貝堀第一幹線築造工事請負契約の締結について」です。

●敬老祝金
 すでに新聞発表されていますが、春日部市が77才(1万円)、88才(2万円)、99才(3万円)の節目と100才以上の方(5万円)に送る敬老祝金を、「市内共通商品券」にするための条例改正です。
 対象となる77才の方は877人、88歳以上の方は324人ですが、やはり99才の白寿ともなるとたった8人となります。ちなみに100才以上の方は15人とか。
 
 介護保険の施行など、他の高齢福祉費の増大によって、1998年度からそれまでの75才の方に一律2万円贈っていた祝金を現在の節目の祝金に変えたもの。今年度の予算は1,624万円です。
 共産党が主張するように、75才以上一律全員に贈る、とするのは予算が10倍近い1億数千万円必要になることから、現在の財政状況から、かなり厳しいものがあります。しかし、米寿から白寿までの11年の長さを思うと、この間の方だけでも、全員を対象としてもいいのではないかと思います。
 ところで、市内の小売業界の活性化をはかるために、現金から商品券に変えるというのが、今回の条例改正の趣旨ですが、祝金をもらう立場からすると、取扱い店が500店鋪ほど、市内の小売業の27.7%では、使いにくいともいえます。
 そこで、少しでも使いやすくして、地元の商店街をうるおすことができるよう、1000円券のみではなく、500円券も入れてほしいと提案しました。
 それでも、やはり取扱い店がふえるためには、もっと発行枚数が増えなくてはなりません。「共通商品券」の認知度を高めるために、知恵を絞る必要があると思います。
 ちなみに、市が支払う謝金の一部も商品券になっているとか。議会や各種審議会、委員会の「費用弁償」(交通費)も商品券にできないものか、とつぶやいたところ、同僚議員たちから「なじまない」と、一笑に付されてしまいました。
 
 ところで、とても違和感を覚えるのは、議会で決まる前に、新聞等で「敬老祝金を商品券に」と報道されてしまうこと。確かに記事の中には、「議会に提案される」とあるのですが、ちょっとみただけでは、もう決まったことのように受け取られかねません。
  報道の自由を侵さないように、何かよい方法はないか、マスコミと協議してほしいと要望しました。

●三千貝堀
 
栄町3丁目から内牧の隼人堀川へ総延長800mのこの工事が終ると、大雨のために水浸しになるこの地区の、浸水対策は完了します。
 しかし、もともとが湿地帯ゆえに、水はけが悪かったこの地域、全体の5分の一にあたる今回の工事費が1億8,357万円。宅地の開発は民間業者や地権者の自由なので、何もいえないのですが、なぜか、その土地土地に合った、土地利用を、市内全体として考えることはできないのかと、思ってしました。

●合併問題
 議会終了後、全員協議会。「合併を非とする」ことを決定した、前回の17回合併競技会の報告です。
 杉戸からは、宮代に対する合併の申し入れがあり、その宮代は合併を急がず当面は単独で、という方向が示されています。
 庄和は庄和で、「1市2町の合併を求める」と表明。
 では春日部市は…。今のところ、23日の合併協議会解散まで、態度表明はしないようですが…。

 水面下での動きがないか、アンテナを張る必要があると思っています。

民営化されたせい、とは思いたくないのですが
(8月4日)

 8月の月遅れのお盆、母方の祖父の法要のため、帰省しなければなりません。帰省ラッシュの真っ最中。だったら、ついでに、夫の還暦祝いの、子供たちプラスパートナーのプレゼントの旅行券を使って、法要の前後にどこかに立ち寄ろうか、ということになりました。

 中学時代から「点と線」のファンで時刻表大好き人間の私、加えて、仕事上、出張で全国を飛び回った経験もかなり積んでます。
 早速、インターネットを駆使して、夫の希望を入れつつ…。今からでも申し込めそうな宿を探して手配しつつ、乗り継ぎを検索し、ほれぼれするような周遊の旅のプランニング完成!

 ところが、本日、切符を求めに旅行代理店に赴いたところ、昔のような周遊切符はとうになくなっていて、JRの企画する地域限定の周遊しかないとのことです。
 往復割り引きではとても、往路リアス式海岸を通り、帰路は奥羽東線のブナの森を堪能する、という旅は楽しめません。まったくの割り引き無しの乗車券となりましたが、繁忙期なのに組み立てたコースそれぞれの指定券がとれたのはラッキーということでしょうか。

 そういえば、東海道新幹線も、いつしか「ひかり」の本数が激減し、早いけれど、停車駅が少なく、料金の高い「のぞみ」がメインになっています。
 新幹線が走るようになって、夜行列車も消え、旅が「便利さ」に傾くようになったのは、とても残念です。
 JPが営利にだけ走っているとは、思いたくないのですが。

 育児と仕事の両立に終われた日々も過ぎ、親の介護からも一息つけるようになり、一人旅・気まま旅の好きな私としては、自分の時間ができるようになったら、ゆっくりお気に入りの旅をしたいと思っているのですから。
 

八ツ場ダム建設をストップするための「住民監査請求」、請求人を募ります(8月3日)

 午前中は「一緒に市政に参加する会」。八ツ場ダムの住民監査請求についての協力を求めました。

 同時に、「合併問題」について、話し合いました。合併反対票が多かった宮代町をのぞく1市2町、もしくは庄和町との1市1町で合併の話が急いで持ち上がる可能性がある9月議会、市民の皆さんの動きがとても重要です。
 そのことについても、共に協力体制をとっていく必要があります。

 午後は、住民監査請求の請求人になってくださりそうな方、あるいは、請求人を募って声をかけてくださりそうな方に声をかけて歩きました。
 驚いたことに、チラシをお見せすると、どなたもが、「もうダムをつくる時代じゃないわよね」と言います。
 今年の春、衆議院会館で、国土交通省の担当者と話したときに、あまりに現実感覚のない説明にびっくりしたものです。

☆水需要予測は、実は利根川水系を利用する1都5県から上がった数字の積み重ねではなく、国土交通省の机上の計算。
(ちなみに埼玉県では、滝沢ダムが完成すると保有水源262万G/日となり、これに地下水89万G/日を加えると、約350万G/日となる。2002年度の最大給水量286万G/日と比較しても、50万G/日も過剰になる。今後はさらに水需要量は減るとされている)

☆22,000G/秒の洪水対策という基本高水流量。このうち、16,000G/秒は河川改修で対処し、6,000G/秒を上流のダム群で調節する、としている。国土交通省がコンピュータシミュレーションで示した、「100年に一度の1947年のカスリーン台風時の洪水が起こったら、流域にこんなに甚大な被害が及ぶ」としたオドロオドロシイ図。しかし、このときの最大流量は
17,000G/秒といわれ、しかもその後、この流域で10,000G/秒をこえる洪水が発生したことは一度もないし、その後堤防も整備されている。

☆利水と治水の両方の役割を持つ、他目的ダムそのものが矛盾。過去の例(最近の五十嵐川も疑いがあるが)では、集中豪雨時のダムの放流が引き起こす被害がくり返されている。治水は森林整備、というのが最早常識に。

☆土砂堆積によって、50年ほどしかもたないといわれるダム。その上、八ツ場ダムを計画している地点は、強酸性水のため、一時建設計画がストップしている。現在、石灰による中和工場をつくり、中和した水を流すというが、この経費が年間1億円。しかも石灰の堆積も加わると、八ツ場ダムは30年ほどしか持たないかもしれない、と言われている。
 そのために8800億円もの巨費を投じ、800年の歴史をもつ川原湯温泉や、関東の耶馬渓谷と賞される吾妻渓谷を一瞬のうちに湖底に沈めるのは、どう考えても納得できない。

☆それだけでなく、ダムの建設予定地の地質から、もしダムが完成しても、未貯水をはじめたとたんに地滑りが起こる危険性が指摘されている。

 これら、「反対する会」の投げかけた疑問に対して、未だに国土交通省からの回答は届いていません。

 是非、請求人になって下さる方、ご連絡お待ちしています。

当たり前ですが、票は活動に比例するもの
(8月2日)

 「虹と緑の500人リスト」関東ブロック定例会に参加。
 大半は、「虹と緑」と「みどりの会議」が連携をとって取り組んだ、参議院選挙の反省と、今後、「日本にみどりの党を」という活動をどう続けていくかの論議に費やされました。
 それぞれの地域での取り組み方に温度差があり、やはり日頃から自治体議員でネットを組んで活動している三多摩やローカル・パーティーをつくっている千葉はフットワークよく動け、得票率も高かったことになります。
 今後の活動の参考になりました。

 8月10日に行われる「みどりのテーブル」についての会議(残念なことに私は病院運営委員会と重なって、出席できませんが)、8月末に開かれる「虹と緑の500人リスト」の総会で、「日本にみどりの党を」という運動の具体的な運動の方向性がうまれること、期待しています。

つくった仏に魂を入れるのは?
(8月1日)

●エンゼルドーム落成記念式典で
 朝、児童センター「エンゼルドーム」落成記念式典に参加しました。
 まだ私には、この地区にこのような児童センターが必要なのかどうか、納得はいっていません。「郊外型児童センター」に、このようなコンクリートの建物が必要だったのか…。

 設計検討の段階でも、開放的なホールと、図書室、小部屋にわけられた工作室・実習室など、あまりにも整い過ぎた配置に、「凸凹をつくって、子どもたちが隠れ家的な気分を味わうスペースを設けた方がいいのではないか」と提案したのですが、管理上の問題から却下。
 完成した建物を見ると、ちょうどトイレの配置が、凸凹をつくっています。
 とくに幼児用トイレは、2、3才児がいたずらしたくなる設計になっていました。
 運用はこれからですが、設計の段階で、どれだけ「子どもの視点」が取り入れられたのか、不具合があったら、どんどん手直ししていってほしいと感じました。

 ところでこの児童センター、「子育て支援拠点」としての役割も担っています。そのせいか、来賓の祝辞にも、その点に触れたものが多かったのですが、祝辞を聞いた若い世代から「『お母さんを支援する』の連続、まず子育てを母親に押し付けないことからはじめてほしいのに」という感想が聞かれたのもむべなるかな。育児雑誌等では「両親」、「パパ・ママ」が定着して久しいのにね。
 それと同時に、私は「立派に育って、春日部の土台になってほしい」とのた言辞にも違和感を覚えました。

 言葉尻を捕らえるのは…、問いう批判もあるでしょうが、言葉の端々にその人の思想というのは伺えるもの。まず、この意識変革こそが、子育て支援の第一歩、と思ってしまうのですが。
 さあ、立派な建物はできました。この仏に魂を入れるのは、利用する和解世代。期待しましょう。

●ぴーすうぉーくで
 
その、後、去年の4月から、毎月1回、第一日曜日の朝続けている「ぴーすうぉーく IN かすかべ」合流しました。
 今回は原爆忌のある月でもあり、終戦記念日のある月でもあることから、終了後、参加者で昼食をとりながら意見交換をしました。
 毎月都合のつく人10人程度で、三線や太鼓を鳴らしながら、A5の小さいメッセージビラを手渡すだけのささやかな「ぴーすうぉーく」ですが、「ささやかかも知れないけれど、地域で発信し続けることが大事」という思いが共通であることはうれしく思いました。

 今後は、たとえば終了後に「丸木美術館見学」、講演会や本やビデオの紹介など、適宜企画を加えていこうということになりました。
 ただし、長く続けられるよう、負担のない範囲で、ということになりますが。
 関心のある方、是非、一度ご参加ください。

●団地「けやき祭り」で
 武里団地は、長男が1歳の時に、はじめて春日部市に移り住んだところです。
 現在まで続いている、共同購入や「わらじの会」の関わりなど、私にとっては様々な人間関係が生まれた地域で共に、ということの原点にもなっています。
 幼い子どもたちの手をひいて参加したころの「けやき祭り」は、迷子騒動の思い出が濃厚です。もう大きくなっていた長男、慎重な長女にくらべて、物おじしない次女と次男の姿は、あっというまに視界から消えて…。しかも迷子は泣きわめくのが相場なのに、この二人はよその人に抱っこされてニコニコしているのですから、大人の膝のあたりを必死でさがす私の目に、入るはずもありません。
 祭りを歩くと、たくさんの「お久し振り」の人たちに会えるのが、一番うれしいことです。
 高齢化した団地の中で、商店街・自治会がこの祭りを続けるには、さまざまな困難があると聞きましたが、「けやき祭り」は武里団地になくてはならないイベントだと再確認しながら帰宅しました。

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