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●2004年12月

シンプル イズ ザ ベスト にはほど遠く
(12月31日)

 会派「新政の会」の新年号の編編集に引き続き、「風のたより」33号の編集と、会合以外はひたすらパソコンに向かう日々でした。
 やっとデータを印刷屋さんに渡して一段落し、29日から大掃除です。

 子どもたちが家にいたころは、ガラス拭き、お風呂場、壁みがき…、と四人が分担してやってくれたのに、今年は長女は結婚し、二女は勤務先の施設で年末・年始の休みがとれず、一人家に残った二男も、休みに入ったら自分の部屋の大掃除だけで手一杯、夫と二人で、何とかやりこなさくてはなりません。
 というわけで、今年は29日、30日は大掃除に徹するぞ、と決心したにもかかわらず、いざ、掃除し始めると、その前に、引っ越し以来5年間、とりあえず物を置いただけになっていたリビングが気になり、思い切ってライティングデスクを処分して書棚を入れて大幅に物の整理。これで丸1日、つぶれてしまいました。

 次に自分の仕事場兼たまり場スペースの片付け、これも1年間でたまりにたまった資料の分類と処分で…、丸1日かかってしまいました。
 それにしても、片付けとは捨てること、と実感。暮れ近くに誕生日を迎え、50
代ともあと数年で別れるのですから、少しずつ身辺整理をしておかなければなりません。
 S
immple is the best と思っても、なかなか実行はむずかしいものです。

 結局、いわゆる大掃除は手つかずなのに、なんとなく、「やった」という満足感。
 今日は
大晦日、この1日で大掃除とお節作り? 結局掃除は大幅に手抜きして、ふだん手がつけられず、気になっているところを集中的に。しかし、磨けば磨くほどきれいになる、この掃除というヤツ、中途半端でやめる勇気がなかなかもてず、苦手です。
 結局しわよせはお節に。子どもたちが集まるのは3日なので、明日は夫とふたりの元旦。雑煮と縁起物だけを取りそろえて、あとは3日に作ろう、と思って、あ、数の子の塩抜きをしていなかった、と焦りつつ、年越し蕎麦で、行く年を送るのです。

クリスマス会が終わると、暮れの実感が
(12月23日)

 今年もわらじの会の「みんな一緒のクリスマス」が開かれました。
 ここ数年、毎年感じるのは、新しい顔ぶれが、続々登場することです。それでいながら、昔からの顔なじみとも1年ぶりに再会できたりする、不思議空間のクリスマス会です。
 ところで、顔なじみの話は、手術のため入院中の仲間の話、そこから、「あの人はここが」、「この人はここが」という病気話。

 十数年前、親御さんが自分が老齢化したときのことを案じて、障害を持つ我が子を施設に入れようとし、それに抗う当事者のために、地域で一人暮らしするための「介助システム」を少しずつ整えたり、生活ホームをつくったりしてきた「わらじの会」の歴史の積み重ねが、見事に実感できたクリスマス会でした。

上田知事、なぜウソを重ねるの?
(12月22日)

 20日、私は県議会の傍聴に行けませんでしたが、高橋史朗氏の教育委員の任命は、216席ある傍聴席を、ほぼ埋めるほど集まった傍聴人見守る中、討論もなしに採択されたそうです。
 ところでこれに先立ち、「教科書採択と教育委員の関係について」の文部科学省の見解を確認に訪れた二人の県の指導主事が、次のような回答を得たと、全県議に「回答の概要」という文書を配布したそうです。

・関与している例
 
採択の対象となる教科書の編著作に関係している場合。
「通知」による行政指導として、採択に関与することは望ましくないとの立場を取っている(「行政指導」の域であり、強制排除できるものではない)。
・関与しているとは考えない例

 
採択する教科書以前の教科書の監修・著作・編集をしている場合。
 
過去においてどのような経歴があったかまでは問題にしないので、過去における教科書の編著作は「教科書に関与している」とは考えない。

 
ところがこの回答の概要とした文章は、実際に文部科学省の回答とは異なっていたことが明らかになりました。
 参議院の福島瑞穂議員が文部省に確認を取った結果、「教科書課課長補佐名で、
・関与している例

 
「事実上」編著策に関与している者、協力している者の採択への関与は望ましくないと指導している。
 なお、「文部科学省の回答の概要」にある「『行政指導』の域であり、強制排除できるものではない」との部分は文部科学省の発言及び見解ではない。

・関与しているとは考えない例
 
「回答の概要」にある「過去においてどのような経歴があったかまでは問題にしないので、過去における教科書の編著作は『教科書に関与している』とは考えない」の部分は文部科学省の発言及び見解ではない。

 とした上で、「実質的に編著買うに関与していれば、『関与していた』と考える」とのことです。

 この「回答の概要」という文書は、すぐに回収されたそうですが、なんのために、わざわざ文部科学省の見解を求めて訪れたのに、その回答と異なる文面の文書をつくったのでしょう。それとも、文部科学省の担当課と面談した県のお二人の指導主事は、発言の内容を的確に把握できなかったとでもいうのでしょうか。
 しかし、ことは枝葉末節ではなく、核心にふれる部分、一番聞きたかった部分なのですから、それはありえないことでしょう。

 何が何でも、「反対は一部の組織的な声」と県民の声をねじふせてまで、教育委員任命を押し切った上田知事の、真意を問いたいと思います。

市民派議員、という立場
(12月22日)

 夜、「埼玉東部地方政治改革ネット」主催の政治スクールの講師として、お話ししました。
 与えられたテーマは、「市民運動から議員へ」というものでしたが、私は「市民運動」から議員に送り込まれたのではないため、「市民派議員という立場」というふうに変えていただきました。

 このテーマで話すことは、日頃の自分の議員活動を振り返って見る上で、とても貴重な機会になりました。
 どなたもが「市民派」を名乗る時代、自分が真の「市民派」足らんとするためには、何を守らなければならないのか…。
 その一つは、市民だったときの「視点」、「感覚」を忘れないことだと思います。お役所の常識、議会の常識、そういったものにとらわれず、素人の「なぜ」「どうして」という疑問を、常にぶつけていき続けること、そのスタンスは忘れないようにしたいと思います。
 そして大切なことは、できるだけ議会のこと、役所のこと、今春日部市で問題になっていること、その情報を広くお伝えし、皆さんと情報を共有することだと思います。

 その後、参加者の方からいろいろ質疑を受けましたが、中で、思わずうなるものがありました。
「ではあなたは議員として、よい春日部市になるためには、何をしようとしているのか」というものです。
 私は、「それは市民が主役のシステムをつくることと考えている。今までのように<役所→議会→市民>という決定の仕方が続く限り、役所は税金を市民から預かっているもの、という認識が薄くなりがち。こういうと『市民の声はいろいろ、一々声を聞いていては、何も決定できない』という反論があるが、そうは思わない。議論を重ねていけば、自ずと一つの共通した方向性が現れる。それに加えて、当事者の意見をくみ上げる、ということをポイントにすれば、混乱はないはず」と答えました。
 地域から変える、コミュニティーの力で、経済成長を追い求めなくても、安心や安全の守られるまちづくりは可能、というのが私の持論です。議会の中では少数派ですが。

全員協議会・土地開発公社評議員会・市立病院運営委員会
(12月21日)

●土地交換時の代理人が、不法投棄の実行者と分かって提訴
 
全員協議会は、「藤塚第3区画整理事業」のため交換した土地に産業廃棄物が埋められていた問題の、最終報告でした。
 廃棄物を丹念に調べた結果、土地を交換するときに、土地所有者の代理人であった業者名の入ったヘルメットが見つかったとのこと。また、周辺の方からの聴き取り調査でも、この会社のダンプカーが、産業廃棄物を投棄していることの目撃証言があったとのこと。
 そこで、自ら不法投棄していた事実を隠して交換の契約を結んだことから、提訴に踏み切るとのことです。
 それにしても、だからこそ「瑕疵担保責任放棄」の条文を入れるよう、再三市に迫ったというのは、大きな問題です。単にこの、代理人になった業者の問題ではとどまらないはず。
 裁判の経緯を見守りながら、引き続き追及が必要です。

 土地開発公社は、川久保公園用地を市に売却する件と、上記の提訴のための裁判費用の補正予算でした。

●根本的な見直しがされているのでしょうか、市立病院再整備検討
 
前回に引き続き、「再整備計画報告書」について、「病院の機能・規模」をどうするのか、という議論でした。
 前回求めた、周辺の病院の機能の比較の資料が提出されました(求めなければ示されない、というのも変ですが)。
 地域の中核病院となる公立病院はどうあるべきか。
 院長は、市民の生命を守るための「救急」、「高度医療」、「不採算部門としての産婦人科・小児科」は三本の柱、と言っています。
 「救急」「高度医療」を支えるためには、ベーシックな部分がなければむずかしい、となると、受診科目は減らせないことになります。
 しかし、「高度医療」を標榜するためには、高額機器、そして熟練の医師の確保が不可欠、となると、この部分で、地域の病院と連携を取り合い、その核となるのが、私は公立病院の大切な役割、と思います。
 「公立病院間では可能だが、民間の病院とはむずかしい」というのは、はなはだ疑問です。簡単にできるとは思いませんが、少なくとも、「地域の病院ネットワーク」の中心を担う覚悟が求められると思うのですが…。

 また、ベッド数350にこだわるのも問題です。
 現在の病室利用率70数%を考えると、何も350床にこだわる必要はない、と思います。
 外来に力を入れ、開業医代表の委員から出されたように、「確定診断」の後、適切な医療施設を選んで紹介する、という形を取るなら(もちろん、市立病院で力を入れる分野は引き受け)、病床数削減が、少なくとも市民の健康を守るという役割が薄れるとは思いません。

 350床を維持するのが、もし仮に、職員削減に
つながるとして難色を示しているとすれば論外です。
 「200床、250床、300床、と削減した場合、診療科目、医師数などがどうなるのか、そういったシミュレーションも示してほしい」と要望しましたが、となると、ことは病院だけでは議論できない問題になっていきます。
 にもかかわらず、管理者である市長が、この重要な会議の席を外すのは、納得がいきません。

こんな「合併公約」でだいじょうぶ?
(12月20日)

 第3回「春日部市・庄和町合併協議会」を傍聴しました。
 本日は、「新市建設計画」と、「合併公約」の素案の協議です。

 しかし…、「合併公約」に盛られた、市民サービスと負担の部分には、宮代町と杉戸町が抜けたにもかかわらず、1市3町で協議した数字とまったく同じものが示されています。
 それで財政的に行き詰まらないかどうかの議論も一切なし。なんのための協議会? と疑いたくなります。
 また、1月下旬から配布する「合併公約」の表紙には、「17年10月1日 春日部市と庄和町は合併します」と! 「最終的に合併を決めるのは議会の議決のはず、その前に合併します、はおかしい」という委員の指摘があったにもかかわらず、「協議会の意思を示したほうがインパクトが強い」という意見で押し切られました。
 その前に「住民意向調査」もあるというのに、本当にいいのでしょうか?

若い世代と思いをつなげることができたら…
(12月19日)

 今日は、「ぴーすうぉーく」のクリスマス企画と銘打った、ビデオ「テロリストは誰だ」の上映会と、小林イチロウさんの講演会が開かれました。
 年の瀬の日曜日、いつも「ぴーすうぉーく」に参加しているメンバーの多くが参加できずこじんまりした会になりまいたが、その分、密度の高い意見交換ができたように思います。
 とりわけ、20代、30代の、若い方の参加が目立ち、うれしく思いました。

 「テロリストは誰だ」は、アメリカの平和運動家、フランク・ドリルが、アメリカの最大の問題は、アメリカ人が米軍が海外で何をしているのか知らないこと、そう考え、アメリカが第3世界で仕掛けてきた戦争・政権転覆を扱った10本のドキュメンタリー番組を、1本のビデオに編集したドキュメンタリー・オムニバスです。アメリカでは100万人の人が見たと言われています。
 元CIA幹部の証言、ジャーナリストの告発と共に写し出される映像の数々は、「民族紛争」、「対テロ掃討作戦」、名称はどうであれ、一旦武力攻撃が行われると、いかに多くの非戦闘員である、普通の市民の命や暮らしが奪われるのかを、雄弁に物語っていました。
 こういうドキュメンタリーを観ていると、私が戦後の平和な時代に生まれ、子どもたちを育てている間も、一度もこういった理不尽に命を奪われる体験もせずにきたのは、極めて稀な僥倖であるように思えてきます。
 もし、運命がちがっていたら、あのビデオの画面の人々であったり、今、イラクで戦争に怯えている人であったりしたかも知れません。
 だからこそ、この平和を守るために、世界中から戦争が無くなるように、何ができるのか、何をしなければいけないのか、考え続け、語り合い続けなければならないという思いを強くしました。

 小林イチロウさんは、9.11の事件に対するアメリカの武力攻撃が開始されそうになったとき、「若い世代ができる平和運動を」とインターネットで「ぴーすうぉーく」を呼びかけて、一つの社会現象を創った仕掛け人です。
 従来
の「デモ」と違うスタイルのこの「ぴーすうぉーく」はその後、「ぴーすぱれーど」に発展し、その後のイラク攻撃反対運動等の中心的役割を担ってきました。
 小林さんは、サイエンスライターらしい視点で、「テロリストは誰だ」の補足を。つまり、戦争の蔭には常に経済の流れがあり、爆撃で破壊つくされたあとに乗り込んで行くのは、多国籍企業である、と分析。
 中南米から中東へ。
 それは北の世界が南の世界の資源の独り占めを図るものであり、さらに、今までは価値を生むものにお金をつぎこんで、経済成長を求めてきたのに、もう北の世界では必要なものがほとんどそろい、必要のないものを買ってもらうためにコストダウンで利益を生むために、さらに南の世界への進出が図られていると指摘しました。
 そういう意味で、日本はアメリカの軍事力を支えるための資金を、米国債を購入する、という形で提供しています。
 また、マスコミには、サマーワに派遣されている陸上自衛隊の映像しか流れませんが、すでに航空自衛隊は、米攻撃機への給油や物資、兵士を運ぶ役割を担っています。

 この連鎖をくい止めるために、すでに世界では70カ国以上の国々で、経済成長を現世億とする政治の流れを変えよう、とする「みどりの政治を目指す人々」が活動しています。
 来年の2月には、30カ国以上の「みどりの人々」が集う、「アジア・パシフィック・みどりの京都会議」が開催されます。
 日本でこの準備を進める中心を担っているのは、30代の若い世代、ここに新しい道筋が見えるような気がしています。


 終了後、浦和へ。
 高橋史朗氏の教育委員任命を明日に控え、緊急集会「埼玉の教育が危ない!12・14集会」が開かれました。
 連日の抗議のFAXやメールにも、上田知事は「組織的な動き」と意に介していないようです。
 緊急集会にもかかわらず、会場は120人以上の人が詰めかけ、「高橋氏の起用から見えてくるもの」、「反対の根拠」について、再確認しました。
 わざわざ駆けつけてくれた、東京・国立市の上原公子市長が、「本当に教育委員会を政治的な影響力のないものにするためには、任命制をやめ、公選制にもどすべき」と話されていたのは、同感です。

ビラ配りに対して心強い判決が出ました
(12月17日)

 今年の春、とてもショッキングな事件が起こりました。
 立川市の自衛隊官舎に、「自衛隊のイラク派遣反対」のビラをポスティングした3人が住居侵入罪の疑いで逮捕された事件です。
 ポスティングが住居侵入罪に当たるのか、という疑問と共に、このような微罪で逮捕・長期にわたる拘留という、前例のない事態に、市民派・無所属の地方議員も抗議運動を続けて来ました。
 
 地裁の判決では、ビラのポスティングを、正当な政治活動と認め、無罪を言い渡しました。
 まだ地裁の段階なので予断は許しませんが、毎議会終了毎に、議会報告をポストティングしている地方議員にとっても、人ごとではありません。

 もしかしたら不快に思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、議会で議論されたこと、そしてその議論の中で自分がどんな立場で主張し、判断したかを知って頂く、今のところ唯一の手段です。
 どうか、私たちの政治活動をご理解くださいますよう、この機会に改めてお願い申し上げます。
 

12月議会終了
(12月16日)

 最終日は、議案と請願の各委員会審議・採決結果の委員長報告があり、それを受けて委員長報告に対する質疑ののち討論・採決。
 執行部から提案された議案は、すべて全員一致で採択されたので、討論が請願に対する2件のみと、約1時間で終了。
 
 そのあと、改めて議員提出議案が出されます。
 今議会に出された議案は、次の通りです。

○は採択された意見書、×は不採択です。

○「食糧・農業・農村基本計画」見直しに関する意見書
○日本郵政公社の現行経営形態の慎重審議に関する意見書
○北方領土問題の早期解決に関する意見書
○平成17年度地方交付税所要総額確保に関する意見書
○高齢者虐待防止法の制定を求める意見書
○大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書
 以上5件は全員一致で採択されました。
○定率減税の継続を求める意見書
 公明党のみ反対で、採択。
×自衛隊のイラク撤退を求める意見書
 共産党・民主党・社民党+片山、新部が賛成。他の議員は反対で不採択。
×自然災害による被災住宅本体への再建支援制度の確立を求める意見書
 彩政会と公明党の反対で不採択。

 かくして12月議会は終了しました。

合併協議にご注目ください
(12月15日)

 全員協議会で、10日に行われた第2回の合併協議会の報告がありました。
 10日のこの欄で紹介しましたが、実は後半、はしょってしまいました。

 事務調整項目の中で目立つのは、「合併後18年4月までに統一する」という項目です。
 国民健康保険税の料金、保育料、水道料金下水道料金等々、住民負担に関する項目も含まれます。
 そこで、今日の全員協議会では、この点に質疑が集中しました。
 ところが、それに対する答弁が「できるだけ1市3町の協議結果を生かして」というもの。
 米山合併推進調整担当参事にいたっては、「3月末までには明らかにする」と答弁する始末。
 そこで、「できるだけ住民負担は低く、サービスは高く、という1市3町の合併協議の精神は生かすとしても、実際の金額は、1市3町と1市1町では違うのが当然。合併公約にきちんと数字を盛り込んでもらわないと、議会で合併の賛否を決するときに判断ができないが」、と質しました。
 「できる限り合併公約に数字を挙げる」とのことですが、問題は、10日に行われた協議会で、こういった点について、何ら質疑が無かったことです。なんのための合併協議会?

 第3回協議会は、20日の午後1時から、庄和町役場委員会室で行われます。今後、合併公約の検討等が行われる予定です。関心のある方、是非、傍聴にお出かけください。

調べれば分かるウソを、なぜ? 上田知事!
(12月14日)

 本日は、出かけたい集会が二つありました。
 一つは、夜、日比谷で行われた「自衛隊イラク派遣延長」に対する抗議集会です。しかし、議会終了後、庄和町との合併に対する住民投票を求める直接請求の署名集め等があり断念。

 もう一つは、
上田知事が「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長であった明星大学の高橋史朗氏に教育委員就任を要請したことに対する、抗議集会です。これはもちろん、議会と重なり、最初から出席不可能なので、改革ネットの有志で、要望書を提出することになりました。

 高橋氏は「新しい歴史教科書をつくる会」副会長であった、というだけでなく、男女共同参画社会基本法や埼玉県男女共同参画推進条例を否定する発言を繰り返しています。荒川区の条例制定時の委員だったときには、結果的に議会に否決された、全国から抗議の声が上がった、「男女共同参画社会基本法」の精神に反する条例案をまとめる中心を担った人物です。
 高橋氏が教育委員に就任すれば、全国的に高い評価を受けている、「男女共同参画基本条例」を制定した、埼玉県の男女共同参画推進の政策および男女平等教育は後戻りしてしまいます。

 
また、すでに上田知事が中高一貫校で使いたい、と示唆している、戦争を正当化する「つくる会」の教科書採択へつながりかねません。それだけでなく、高橋氏は扶桑社発行の『新しい歴史教科書』の監修者で、この教科書の監修料収入など直接的な利益を受ける立場にあります。

 このように問題が大きい高橋氏の任命に対して、上田知事は、「高橋氏が『新しい歴史教科書をつくる会』の副会長であったことは、今年の10月まで知らなかった」と言い訳したようですが、抗議行動のまとめ役となっている「任命阻止ネット」http://www.geocities.jp/saitamakyoiku/の調べでは、上田知事が国会議員だった2002年10月、自らの事務所が主催したセミナーに高橋氏を講師として迎え、「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長などをつとめる気鋭の教育評論家、と紹介していることが明らかになりました。
 その指摘があった直後、ホームページからこの記述を削除したとのこと。

 県民700万人を束ねる県知事が、このような見え見えの、姑息なウソで、自らの責任回避をするのは、情けない限りというしかありません。

 上田知事に一言言いたい方は、次にリンクすれば、メールを送ることができます。
埼玉県庁「知事への提言」
http://www.pref.saitama.jp/room/teigen/enq.html

制度に取り込まれず、障害があろうと無かろうとゴチャゴチャと(12月12日)

 午前中は、谷中地区自治会のモチつきでした。
「コネ取り」の手が足りない、という会長の言葉に、「できるかも」といって手伝った私ですが、ベテランの、年長者の方にはまだまだ及びません。
 子どもたちが保育所に通っている頃、餅つきをしたのがきっかけで、見よう見まねで覚えた「コネ取り」、まだまだ若葉マークですが、ちょっとは手伝いになるよう、今日は先輩の手つきをしっかり見て勉強。

 午後は「わらじの会」の拡大くっちゃべる会。
 支援費制度が始まって1年、今まで制度と関係なく「ケアシステム」を運営してきた「わら細工」も基準該当事業所になり…。私も一応みなしヘルパーです。
 10時から5時まで行われたくっちゃべる会、もちろん、意見の集約も、何らかの方針も出る性質のものではありませんが、「それぞれの人が思っているわらじがあり、それぞれの人が自分なりの思いで関わるわらじがあり」、「制度がどうであれ、障害を持っている人ももっていない人も、とにかくこの町でゴチャゴチャ、関係をつくりつつ、一緒に生きていくだけなのだ」ということになるのでしょう。
 来年の1月29日には、そんなこんなについて、厚生労働省の担当官をお招きして県立大学で、学習会が開かれる予定です。

質問の仕方が悪いのか…
(12月10日)

 一般質問が終わりました。いつも、終わった直後は落ち込みます。思うように答弁を引き出せないことが多いからです。何度あの壇上に立っても、反省するばかり…。

 今回は、最後に市長答弁の時間を5分しか残さなかったのが敗因か…。しかし、またいろいろ並べ立てられて、はっきりした答弁がもらえないのなら、思い切って自分の言いたいことを言ってしまおう、という「確信犯」でもありました。
 詳しくは、なるべく早く議事録をアップしますが、概略をご報告します。

●包括的地域支援センターへの備えは?<介護保険>
 介護保険制度の見直しが、いよいよ来年から本格的に進められます。
 新しい制度への移行は、18年度からとはいえ、17年度はその準備段階と位置付けられなければならないはずです。

 厚生労働省が示しているのは、「介護保険制度導入に当たっては、地域の状況に合わせた制度にするように、保険者(実施主体)を市町村にした。5年経って、さらに一人一人の実情に適った制度に近づけるために、地域で介護を支えるシステムにしたい」との方針です。
 そもそも、介護保険の目的の一つに、「介護は必要になっても、できるだけ住み慣れた地域で 、それまでの生活の質を維持しながら住み続けられるシステムに」ということが掲げられていました。
 しかし、どちらかというと、入居施設偏重であったことは否めません。

 厚生労働省が、「在宅介護」を充実させるために構想している「包括的地域支援センター」を小学校区に一つ設置、という目標を達成させるためにめ、さまざまな人々の関わりが必要になってきます。

・中学校区に一カ所、在宅介護支援センターを設置し、地域で介護を支えるシステムの準備をしている
 
との答弁でしたが、問題は、いかに人と人のネットワークを創るか、にかかって来るように思います。その点を是非17年度には取り組んで欲しいと要望しました。

●待望のエレベーターが、春日部駅に設置されましたが
 
待ちに待ったエレベーターですが、既存のホームに、しかもエスカレーターの位置との兼ね合いで、ホームの途中に設置したため、狭かった下り線のホームの通路が狭くなっている所があります。
 車椅子を使っている人たちから、「こわい」という訴えがあり、安全性について質問しました。

・車椅子利用の人には、電車に乗るまで駅員が付き添い、混雑時は駅員を配置する
 
との答弁でしたが、白杖を使う視覚障害者、小さい子など、さまざまな人が利用することを考えると、その場所だけでも転落防止柵を取り付けることはできないか、と質問。
 電車の乗降口があるので、設置はむずかしい、ということですが、新幹線などのように、乗降口が開閉できる柵をつけてもいいのではないか、と要望しました。

 関連して、折角、駅構内は、東口から西口までバリアフリーになったのだから、自由通路の代わりに、「通行手形」のようなものを発行して、駅構内を通り抜けできるようにしてほしい、と質問。
・駅の跨線橋は電車を利用する人のための施設、通行手形で入って電車に乗るなど、不正使用の可能性があるので、むずかしい。
 
との答弁でした。
 また、「春日部駅周辺の鉄道高架事業の推進に努力する」とのことですが、高架
になるまで、最短でもあと10年近く。それまで車椅子に乗っている人や高齢の方が、ぐるっと回って、長さ26.5メートルもあり、遮断機が下りていることが多い「開かずの踏切」を通らなければならないのでしょうか。
 春日部市が6,540万円も負担し、総工費3億円以上という巨費を投じたエレベーター、もっと、市民の不便解消のために役立てても良いのではないかと思うのですが。

●ほとんどノーコメント状態の合併問題
 
合併に関しては、次の3点を質問。
庄和町との合併に関して、住民の賛否はどのようにはかるのか
A 1月に実施予定の、「住民意向調査」で賛否を問うかどうか、検討する。

合併することによって国から受けられる財政支援のうち、合併しなければ必要のない経費については、合併効果とはいえないはず。
 合併公約では、きちんとそれらを分けて示すべきでは。
A たとえば電算システムの統合など、そろそろシステムを改編しなければいけない時期にきていたので、合併を期に、システムを改編することに対して交付税の対象になるなど、どれがどれと分けて示すことはできない。
 これに関しては、今まで巨費を投じて構築してきたシステムを10年ほどでかえなければいけないのはなぜかといった検証をしないで、交付税措置されるから新しいシステムに、としては、また同じ結果になる恐れもある。そういう姿勢が問題と指摘しました。

合併後の財政改革のうち、具体的になにをどのようにして節減するのか、人件費を例にして、説明してほしい。
A まだ、その試算はできていない。

 試算できていない、というのは素直に納得できませんが、
「今後合併協議会で示されたとき、その協議を見守り、さらに、検証したいのであきらかにしてほしい」と要望しました。

 市長に対しては、条例を定めて、民主的な手続きに則って行われた住民投票なのに、反対票が賛成票を上回った宮代町の、1市3町合併復活の住民運動に、合併協議会の会長だった市長が激励に行ったのは、問題ではないか、とただしましたが、まともな答えはありませんでした。
 一体、なんのための、何時間もかけて、何回も行った聴き取り調査だったのでしょう。

粛々と進む1市1町の合併協議
(12月6日)

 庄和町との合併協議会の第2回目がありました。
 今日は、新設(対等)合併か吸収合併か、合併の期日は、新市の名称は?
新しい市の市役所の市は、等々、住民の皆さんの関心が深い事項が決まりました。

・合併の方式は対等合併
 
人口規模が違う二つの自治体で、対等合併が果たして可能か、という疑問も出されましたが、1市3町との合併協議を尊重する、ということで、対等合併に。(もっとも、吸収合併という形を取ったら、庄和町で反対の声が上がる、という蔭の理由も見え隠れしますが)
・合併期日は、平成17年10月1日
 年末年始の休業中に、事務作業が行える18年1月1日案もありましたが、新市の市長が18年度予算を編成できる期日が望ましい、ということで、10月1日に。いよいよ駆け足の合併準備になりそうです。
・新市の名称は春日部市
 庄和町の委員から、駅名などで、庄和町の名前を残してほしい、という希望が出されました。春日部市庄和町大衾、〜庄和町米島、等の地名は、一体感を醸成する妨げになる、地名が長くなる、等の理由で採用されないようですが。
・市役所は現在の春日部市役所に、庄和町役場は総合支所に
 交通の便、人口比などを考えるとやむを得ないでしょうが、手狭になったり老朽化を口実に新庁舎建設、などという声が上がらないよう、注意が必要です。
・議会の定数は36人、特例法による任期の延長は7カ月
 財政改革の視点から、他の人口20〜30万人の市の例にならって32人が望ましい、という意見も出ましたが、採決の結果36人が三分の二以上の賛成で決定。32人では庄和町の議員が少なくなり、新市のさまざまな施策に庄和町民の声が反映されにくくなる、というのが主な理由です。
 しかし、「いろいろ紆余曲折のあったこの合併、庄和町で反対の声が上がらないよう、法定数から2人減の36人で」という意見が出るのは、ちょっと奇妙です。議会対策? と邪推したくなるというもの。
 特例法を使わず、即選挙、という意見もありました。しかし、合併後、スムーズに新市へ以降するためには、半年くらいは旧議会が見守るべき、という理由で、7カ月の任期延長が決定。
 とりあえず、1回目の選挙は36人で、その後は新しい議会で定数について協議する、ということになりました。

 そのほか、財産の取り扱いや事務事業の統一についても、1市3町の合併協議で決まった通りです。
 ただし、基金(貯金)や借金について、合併後はどのように増減するのかを明らかにしてほしい、という意見が出されました。
 今後財政シミュレーションがどのように示されるのか、大いに興味深いところです。

障害者の就労支援から見えてくる、働き方、生き方、社会の在り方(12月5日)

★たくさんの方にちらしを請け負ってもらったぴーす・うぉーく
 午前中は、毎月1回行っている「ぴーすうぉーく」。第20回目の今日はお天気もよく、今日はいつもより人手が多かったせいか、「自衛隊のイラク派遣反対」のメッセージと、12月19日の講演会のお知らせを載せたビラは、1時間で見事にたくさんの方に手渡すことができました。高校生など、若い方が受け取ってくれることが最近多くなったように思います。
 毎月こうしてメッセージを伝え、一緒に考えてもらうためのきっかけができれば、それを大切にして、できる間は続けて行こうと思っています。

★共に働くまちをつくる集い2004
 
午後は、NPO法人が認証された「障害者の職場参加を勧める会」主催の、「共に働くまちを創る集い」に参加。70人余りの方の参加で熱気ある集会でした。
 来年度から、越谷市の「ハローワーク」の建物の中に設立される就労支援センターを委託事業として受け持つことになる「すすめる会」は、その準備として、求職活動中の障害をもっている人たちのセミナーなどを始めています。
 先輩格の「NPO法人東松山就労支援センター」の河崎さんのお話しは、NPOだからできる支援の可能性のヒントがたくさんで、改めて、官・民の垣根を超えて一緒にやっていくコト
で、可能性が広がることを実感しました。
 これは介護の問題でも同じことが言えると思います。
 また、障害をもっている人でも、その人に何ができるのか、それを見つけて就労に結びつけていくこと、これは障害を持っていない人でも必要なことでしょう。改めて「ニート」とよばれる若者たちの問題とも関連しそうです。
 こうして障害者の就労問題を考えていても、今の社会の労働問題、そして社会の在り方が浮かび上がってきます。福祉は決して、特殊な問題ではないのだと実感しました。

「ハーモニーフェスタ」から自主的な活動に発展しそう
(12月4日)

 1週間前から、風邪が居座ってぐずぐずしています。
 今朝起きたら、寒気がぶり返して絶不調。しかし、「ハーモニーフェスタ」に明日は参加できないので、元気を出して出かけました。
 男女共同参画センター「ハーモニーかすかべ」がオープンして1年を記念してはじまったこのフェスタは、毎年実行委員会形式で、市民参加でさまざまな催し物や展示が展開されます。
 本日の午後は、映画「老親」の上映、「女性史講座」の発表、そして高畑さんの「わたしらしい、わたしの介護」の3つの講座が重なり、迷いました。
 部屋をのぞくと「女性史」はいっぱいだったので、高畑さんがお話しをしている部屋へ。高畑さんのお話しは何度うかがっても、新しく「そうだよね」と思えることがたくさんあります。
 痴呆と言われる方でもさまざまな残存能力があります。その人が失った能力ばかり見るのではなく、今のその人の世界を受け入れることと共に、残存能力を生かして共に暮らすことで、痴呆の方にみられるさまざまな「問題行動」が出現しないこと、それを実現するためには「痴呆老人」と一束一からげにするのではなく、その人にあったケアが必要なのだと、介護体制の問題を改めて考えました。
 その後の懇談の中で、参加者がほとんど女性だったこともあり、「介護を受け持つ人のケア」の必要性が浮かび上がってきました。
 また、「自分らしさを失わずに介護するために、まず自分を好きになる」ことを学び合う場をもとうという話も持ち上がってきました。そうなんです。介護の問題は、つまりはジェンダーに突き当たるのです。
 
 帰ろうとして、「女性史」の講座に参加していた友人と久しぶりの再会。ずうずうしく「ご苦労さん」のお茶会に同席し、おこぼれ話を聞かせていただきました。
 「春日部に生きる女性」の聞き書きを、継続的にしていこう、という話もまとまり、「フェスタ」をきっかけに独自の活動の輪が広がることを、とてもうれしく思いました。

議案の本会議質疑、委員会の質疑・討論・採決が終わりました(12月3日)

 1日が議案の本会議質疑、3日が委員会の議案質疑・討論・採決でした。
 12月議会の議案の中で、一般会計補正予算のうち、豊野地区への路線バス運行に関する債務負担行為と、合併に関する住民意向調査費用に質疑が集中しました。
 といっても、本会議では、新政の会の山崎議員と、共産党の秋山議員の二人、という寂しさ。総務委員会でも、私と共産党の並木議員の二人、という寂しさです。

 豊野地区のバス路線については、当分は赤字が見込まれるため、その分を5年間市が補填するための債務負担行為ですが…。限度額の表示が無く、文言表示。
 これは、補填額がどの程度になるのか不透明なときには認められているのですが、政策部長の答弁のように、
・赤字ができるだけ小さくなるように、企業努力を求める
・市としても、乗客数が増えるよう、努力する
 ということだけでは納得できません。
 そこで、委員会で、「赤字を小さくするためには、経費をどのくらい抑えるのか、ということにも関係する。その点について、きちんと数字を挙げて契約するのかどうか」と質問。
 答弁は、「経費の見積もりを提出してもらっており、実際に運行がはじまった段階で、実際にかかった経費と、契約時に取り交わした経費の見込み額のうち、低いほうを経費とする」とのこと。
 では何で、本会議のときに、はっきりこのように答弁しなかったのでしょうか。突っこんで聞かないと何も答えないのがお役所の流儀?

 住民意向調査については、「庄和町との合併の賛否を問うかどうかは、これから検討」、「あくまでも、合併後のまちづくりに対しての住民の皆さんの意見を反映させるため」というもの。
 しかし、合併公約が決まってから、このようなアンケートをなぜ取るのか…、合併に対する賛否をもしとったとしても参考意見に、というのでは、住民投票に変わるものにもなりません。
 240万円ほどの経費をかけて、なにをやろうとしているのか、「住民投票をしないことに対する批判をかわすため」だけのものにしない、次の2点を確認しました。
・合併公約を同封してアンケートに答えてもらうにしても、回収の時期は、住民説明会が終わってからにしてほしい(今のスケジュールでは、同時進行)。
・アンケートの内容が決まったら、全員協議会で説明してほしい。
 確約はありませんでしたが…。

 ところで、宮代町から、1市3町合併復活の要望が出されました。合併の行くへは混沌としています。それなのに、1市1町の合併をなぜ急ぐのか、一般質問で、きっちり問いたいと考えています。
 是非、傍聴にお出かけください。

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