●2007年12月議会一般質問
ーその2ー地域ケア体制の整備について
★ 2回目の質問
「地域ケア体制」の整備については、いろいろ言いたいことがいっぱいあって、こんなに原稿を用意してきたのですが、時間が迫ってきましたので、ポイントだけにとどめたいと思います。
ただいまの説明で、介護保険課が「地域包括支援センター」任せではなく、「地域包括支援センター」がいきいきクラブや、民生委員,自治会等と交流しつつ、地域ケアに取り組んでいる体制をとっていると伺いました。
その点は評価したいと思います。
また、高齢者福祉課が進めている「地域ネットワーク体制」についても、「高齢者の虐待防止ネットワーク」については、自治会、いきいきクラブ、民生委員、社会福祉協議会そして「地域包括支援センター」だけでなく、警察署や、一軒一軒のお宅を訪問する機会の多い,郵便局や新聞販売店、また電気使用量を検針する東京電力等が加わって協議を進めている、これも、かなり実効性のある組織ではあると考えます。
しかし、この「地域ケアシステム」が,本当にご高齢の方が住み慣れた地域で安心して暮らせるものとするためには、もっともっと幅広い、地域の方々の協力が不可欠であると考えます。
そういう意味で、地域の方々に協力していただける「見守りネットワーク」、これの構築を考えていただきたいと思っています。
この「見守りネットワーク」には、要援護状態の方だけではなく、元気な段階からすべての高齢者の方々と接触して暮らし向き等を把握し、必要となった場合に、すぐに適切な支援が行えるよう広げていただきたいということです。
それからもう一つ、この「見守りネットワーク」、お隣ご近所の関係というのが非常に重要になってくると思うんです。
介護保険というのは、専門家による介護ということをうたい文句にしておりますけれども、専門家の方の手を借りるときに、ご高齢の方というのは、お客様になってしまうんですね。
介護される側と介護する側、という関係になってしまうんです。
お隣ご近所のネットワークになると、本当にふだんのおつきあいの中から見守りの輪が広がり、ご高齢の方が地域社会の一員として、支援を受けながら暮らし続けるということができると思うんです。
そういう観点から、是非、ご近所の方も含めた「見守りネットワーク」、できれば一人ひとりの方々の暮らし向きを落としこんだ「見守りネットワーク地図」のようなものをつくっていただきたいと思います。
それに関連して2点目ですけれども、市の施策は今、ご高齢の方、単身の方やご高齢の方だけの世帯になっています。
是非是非、これは家族と同居なさっている方にも広げていただきたい。
と言いますのは、この間起こった、大沼の本当に痛ましい虐待事件ですけれども、家庭内の虐待というのは、同居親族のいらっしゃる方に起こるわけです。
また、日中お一人で暮らしている方、ご夫婦だけでお暮らしの方というのは、どこの支援の手も得られないという現実があります。是非、同居されている方にもこれを広げていただきたい。
それからプログラム作りについては、高齢者の聞き取り、世帯調査を行っているということですけれども、是非是非、この調査に関しても、健康状態ということだけでなく、かかりつけ医師であるとか、行きつけの商店、ご近所で親しくしている方はどなたか、というようなことも聞きながら、今困っていることなどを掘り起こして、ニーズにあったプログラム作りが展開できるように、そういうきめ細かいものをしていただきたいと思っています。
先ほど部長は「市民の目線で心の通った施策」ということをおっしゃっておりますので、「見守りネットワーク」についても、その観点から考えていただきたいというふうに考えています。
最後に「場づくり」なんですけれども、「見守りネットワーク」をつくっていくためには、近所の方が気軽に集まることのできる場が必要だと思うんです。
相談窓口をつくっています、ということではなしに、気軽に訪れ、さりげないおしゃべりの中から困りごとをキャッチできる、そういうきめ細やかさも必要だと思っています。
公共施設の活用でもいいでしょうけれども、空き店舗の活用でもいいと思います。
是非是非、そういった「場づくり」についても考えていただきたい、そして行政は、こういった「見守りネットワーク」のコーディネイター、そういう方をきちんと配置していただきたいと思いますけれども、以上お答えいただきたいと思います。
★ 米山福祉部長の答弁
「見守りネットワーク」につきましては、見守りを受ける方は、積極的に交流する方、逆に苦手な方など、性格的や考え方、また、生活する環境が多様です。
この点を考慮しますと、「地域見守りネットワーク」は、議員が提案する「見守りネットワーク」と同じく、民生委員の方によるものが近いと考えられます。
地域にお住まいである、という利点を生かした見守り体制は、今後も必要なものでございまして、きめ細かな見守りを充実させていくという点からも、民生委員の方と連携を強めて参りたいと考えております。
次に、地域のコーディネイト役につきましては、行政がこのコーディネイト役を担うことが必要であると考えております。
また、同等に、地域におきましては、ふだんの声かけの中で見守る人と見守られる人の信頼関係が保たれている民生委員の方も、コーディネイト役の一翼を担っていただければ、と考えております。
次に身近な場づくりにつきましては、何よりも仲間づくりが大切であり、仲間づくりのきっかけとして、老人クラブ、ふれあい・いきいきサロンなど、交流の場の参加について働きかけていきたいと考えております。
また、場の提供としましては、まずは空き店舗の利用として新たな場をつくるのではなく、高齢者福祉センターや公民館、あるいは集会所といった施設で、地域の皆様と関わりを持ちながら活用していただければと考えております。
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