【2005年7月】

選挙とは? 議員活動とは?
(7月27日)
本日は、「埼玉東部地方政治改革ネット」の例会。
この間、茨城県境町、草加市(市長選挙)、三郷市とネットの仲間の選挙があり、また、今後、久喜市、八潮市、宮代町、春日部市、越谷市と、選挙が続くため、選挙について、議論が集中しました。
ネットワークといってもさまざまな仲間がいるため、必ずしも無所属・市民派議員だけではありません。
いわゆる選挙らしい、組織的な選挙で、選挙対策本部がしっかりしており、地元の支援、もしくは組織の応援のある選挙をしている仲間もいます。そして総じて、そういう人たちは、高位で当選しています。
それに対して、組織や政党の支援のない、無所属・市民派議員は、ボランティアが支え、選挙期間中はほとんど街頭演説が中心になります。
選挙期間は1週間(町の場合は5日間)、その間、街頭演説を聴いていただけるかというと、これは有権者の中のごく一部に限られます。それだけに日頃の活動が頼りです。
東京都の都議選で、激戦区の杉並区でなんとか無所属ながら議席を確保した、大先輩の福士さん、そして三郷の村上さん、それぞれ、「議会報告」をどれだけ読んでもらっているかが勝負所。
しかし何と言っても、それだけでは不安です。
私自身、前回はみんなに「選挙をなめてる」とお叱りを受けるほど、選挙運動らしい運動はしませんでした。その結果の下から二番目の、ギリギリ当選。
確かに選挙は勝たなければ意味がありません。しかし、今の公職選挙法の中で、無所属議員ができることはといえば、宣伝カーで連呼するか街頭演説すること、そして、最もイヤな電話による投票依頼です。
選挙法の改正がない限り、無所属議員がきちんと政策を訴えることができずらいという現実…、だから日頃からの活動が大切、といわれても、日々の議員としての活動、そして一市民としての市民活動をこなしていると、たとえば、「議会報告」を一軒一軒、チャイムを押して手渡ししたり、議会報告会をこまめに開くなど、大切だとは思いつつ、なかなか出来ないのが、現状です。
何を大切にした議員活動をするのか、そして、選挙にどう臨むのか、悩みはつきません。

アスベスト問題は調査中です
(7月24日)
連日報道されているアスベスト問題、87年に公共施設の点検、改修が行われて解決していたと思っていたのに、建築資材の代替品の中に、アスベストが含まれていたものについては対象外になっていたことが分かり、早速環境保全課に調査資料を求めています。
2週間ほど前には、「県の指示で調査結果をまとめているので、数日でまとまると思う」とのことだったのですが、再調査をしている由、8月くらいまでかかりそうです。
一番気になっているのは、解体工事が始まった、旧谷中小学校です。
毎日管財課の職員が点検に訪れ、アスベストが見つかった段階で、対策を講ずる、ということですが、今一歩、疑問は解消していません。目下、独自に勉強中です。どなたか、建設業界でこの問題に詳しい方がいらしたら、ご指導ください。
同時に、すでに解体された旧大場小学校、大畑小学校については、解体業者から報告がなかったので、アスベストは使われていなかった」との見解ですが、これも再調査が必要ではないかと思っています。
自分でも勉強してから、調査結果を分析してしてみたいと思っています。
夏祭り本番、そして選挙も
(7月17日)
先週の「春日部夏まつり」を皮切りに、毎週のように、市内のあちこちで夏祭が繰り広げられます。春日太鼓の活動に参加していたころは(今は練習に行けず、ほとんど幽霊会員状態)、7月、8月の土日は、盆太鼓で忙しかったのですが…。
16日の土曜日は、伝統ある大畑地区の「やったり踊り」。長男と次男も小学生の高学年のころ、参加していました。
あの頃は男子だけだったのに、その後子どもの数が減り、女子も踊り手に加わりました。ところが、この地区に新築の戸建てが増え、マンションもできて子どもの数がふえ、何と今年は百人近い踊り手、二手に分かれて踊っていました。
中学生になると、照れくさいのと、何よりみんな部活が忙しくなり、参加できなくなるのが残念です。
あちこちで、阿波踊りや「ソーラン」が盛んですが、地元にこんな伝統ある踊りが残っているのは、とても幸せなことと思います。
境内をぎっしり埋めた見物の人たち、子どもたちの同級生のおかあさんと久しぶりに出逢って、近況を報告うのも、この日の楽しみです。
17日は草加市長選挙と三郷市議会選挙の告示。どちらにも地方政治改革ネットの仲間が立候補しています。
17日は1日、三郷の選挙運動を手伝いました。とにかく暑い!街頭でのスポット演説が中心の選挙運動なので、1週間、体調を崩さずにがんばってほしいものです。
これから、越谷市長選挙、八潮市議会選挙、久喜市長選挙、宮代町長選挙と続々と埼玉東部では選挙が行われ、仲間が立候補します。なんとか熱気をもりたてて、春日部市長選挙につなげたいものだと思います。

たくさんのことを学んだ行政視察
(7月16日)
13日から15日まで、厚生福祉委員会の行政視察に出かけてきました。
★介護保険制度実施のときから行われている第三者評価…姫路市
介護保険が導入されるとき、それまで行政が行ってきた「高齢者介護」に営利の事業所が参入すること、「措置」から「契約」によって介護される側がサービス提供者を選べる制度であること、などから、「第三者評価」が不可欠、という声がありました。
都道府県が「不服」を受け付ける制度はできましたが、「第三者評価」を取り入れている自治体は、まだまだ少数派です。
姫路市では介護保険導入時から、「第三者評価」への取り組みを模索し、さまざまな改善を試みながら、着々と成果をあげつつあります。
当初はABCDの4段階評価で、Bを基準として、Bの中のすべての項目について合格となった事業所について、さらに独自の取り組みをしている特記事項があれば、A段階の評価となるとしていましたが、今年度からは4段階評価をやめるとのこと。
理由は、介護保険制度の改正によって、国から事業所の評価基準が示されることと、この評価をするうちに、ほとんどの事業所がB段階をクリアするようになったことによるようです。
実施しているのは市民・専門家を中心とするNPO団体で、市の財政負担は500万円のみ。
これは実施時に、実施に最も意欲的だったのが、事業所だったことから、評価を受けるときに事業所が負担金を出しているからとのこと。
市民との協働がきちんと実行されている、よい例を研修しました。
★中高生が活動を担っている「多世代交流施設」…宝塚市
「フレミア宝塚」は、高齢者の交流の場であり、幼児と家族が遊ぶ場であり、小学生から高校生まで活動する場でもある多世代交流施設です。
阪神・淡路大震災のあと、地元の篤志家が私財をなげうち、「ボランティア活動センター」と、「フレミア宝塚」を建設。市はそれを30年償還で毎年4,000万円払っているとのことです。
運営は市民団体、一角に市の「子ども家庭支援課」の「家庭支援センター」があります。
視察した日はちょうど、高齢者の囲碁クラブとダンスサークルが活動、そのほか、和室でもと、たくさんの元気な高齢者が活動していました。
囲碁サークルは、小学生対象のものもあり、有段の高齢者の手ほどきで、プロを目指す子どもたちもいるとか。
5時以降は中学生・高校生が訪れ、バンド練習などの活動を。オープン前から中学生・高校生を交えた「検討会」を重ね、その要望で、音楽室と録音スタジオを整備、機材は未来を担う子どもたちのために一流のものをそろえたとのこと。
運営にも、ボランティアスタッフとして、高校生が参加しているとのこと。
会館当初から1年半、ボランティアスタッフだった高校生たちの問題行動と取り組んだ経緯も、包み隠さず話してくださいました。
問題行動を起こしたからすぐに出入り禁止、とするのではなく、最後に本人たちが納得するまで付き合ったご苦労には頭が下がります。こうして、ボランティアスタッフは、時に高齢者といっしょに、そして時には小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんとして、スタッフのよい助っ人になっているようです。
もう一つの「家庭支援センター」では、少なくとも小学校区に一カ所は育児サークルを育てることが目標とのこと。
「児童館のない地区では、活動の場をどう確保するのか」という質問には、
「小学校の空き教室、公民館など、あらゆる公共施設のあいているところを活用してます」と即座に返事が返ってきました。
健康福祉部長も同席した、この視察の成果が、「都市型児童センター」に生かせるよう、がんばります。
★「患者アメニティー」重視の八尾市立病院
最後は、昨年の春、移転新設した八尾市立病院です。
ここの視察のメインは、利用者の立場に立ったサービス提供のために、病院の管理を民間に委ねている、いわゆる「PFI」方式をとっている点でした。
それに関しては読みこなすのにかなりの時間がかかるほどたくさんの資料をいただいてきましたので、今後の研究課題にしたいと思います。
特徴的なのは、他の「PFI」方式を導入している自治体病院が、建設費の捻出のため、建設も民間に委ねているのに対して、八尾市は医療環境を重視するため、建設は市が全部負担している点です。
駅から歩いて数分という立地条件、広々とした空間、各病室毎にトイレを設置、廊下側のベッドにも外の光りが射すよう設計された窓、足音を消すために廊下に引かれたカーペット…。
1階は、市民の交流の場にもなるスペースが設けられており、
「多分建設費は3割増し、それでも患者さんのアメニティを大切にした」
とのことでした。
そのほか、新病院建設前の検討の過程、急性期病院として地域の医療機関との連携の取り方など、参考になる点が多々ありました。春日部市立病院再整備時に、何を大切にするのか、これからじっくり検討していきます。
不可解な上田知事のドタキャン
(7月12日)
海外視察先で「買春疑惑」をもたれるような行動をしたと報道された県議2名を、知事が監査委員に任命した件について、上田県知事の見解を伺いたいと、「『買春疑惑』の議員の出所進退を明らかにすることを求める意見書」を上げた市町議会の女性議員と「辞職を求める署名」を提出した市民団体が申し入れして1カ月以上たちました。
6月3日に野本特別秘書、柿沼特別秘書と面会。「知事は『買春疑惑』という言葉を使うことに不快感をもっている」という面会拒否の理由を聞き、その場で1時間ほどのやりとりのあと、
「こちらとしては知事が問題の議員をなぜ監査委員に任命したかについて直接聞きたいので、疑問はあるが『買春疑惑』という表現をしなくても構わない」ということで、再度、面会の要望をしてきました。
とりまとめ役の人の経過説明では、様々な条件がついたようです。
「市民団体は除いて議員だけとなら」
「マスコミは同席させない」等々。
マスコミの件は、こちらが納得できません。市民団体と議員を分けることも納得がいかないのですが、そこは妥協して…。本日12日に面談する約束となりました。
知事に対する質問事項をまとめて渡したのが、今月の初めのこと。
一項目に「知事が『買春疑惑』という言葉に不快感をもったのはどうしてか、というものがあり、ここで、「買春疑惑」という言葉があったをたてにとって、「夜遊び」という表現に変え、それだけでなく、野本秘書が質問状全体を書き直して、「こういう内容なら、知事との面会をセッティングします」と一筆。
こちらが聞きたい内容を勝手に変えるという、信じられない条件に、もちろん拒否。
さらにすったもんだのあげく。予定通り本日面談、となったのですが…。
なんと昨日の夕方、「『買春疑惑』という表現をする人たちとは会わない」という理由でキャンセルとなりました。
もちろん知事という要職にある方ですから、突然キャンセルということはあり得るでしょう。しかし、一度は双方歩み寄って納得したことを、また、蒸し返して、たくさんの人が予定をやりくりした予定をキャンセルするというのは、信じられない行為です。
「不快」なら不快で、なぜ面談の上、きちんと自分の見解を述べないのかも不可解です。
というわけで、本日は県庁に行き、新聞各社の記者に経過説明をしましたが、さて、どれだけの社が取り上げてくれるでしょうか。
明日から3日間は、厚生福祉委員会の視察に出かけます。帰ったら、また報告いたします。

解決しなければならない大きな課題、市立病院と土地開発公社の健全化(7月5日)
★改革への意義込みが感じられる病院
昨4日は、市立病院運営委員会がありました。
16年度下半期の実績報告と、17年度の経営健全化の方針についての説明があり、その後、質疑と意見交換。
・16年度の赤字は見込みより縮小され4億5千万円ほど
16年度の下半期も、入院患者数の回復はなく、病床利用率は74.4%です。
最も利用率が悪いのが、耳鼻咽喉科の52.1%、ついで皮膚科と眼科の78%前後、整形外科の83%と続きます。
皮膚科と眼科については、途中で医師の交代があったこと、看護婦不足からベッド数を55床から30床に減らした西棟を使っていたこと、等が主な原因で、今年度は改善出来そうとのことです。
整形外科については、「人工関節手術」のベテラン医師をおいて、かいぜんしたいとのことでした。
産婦人科と小児科については、せっかく乳児集中治療のためのNICUが13床あり、ハイリスク分娩を受け入れたいのだけれど、産婦人科医と小児科医の補充ができず、3〜7床しか稼動していないとのこと。
新しい研修医制度が定着する3年から5年を目途に、医師の増員をはかって、周産期に力を入れたいとの意向が示されました。
16年度の赤字はなんとか4億5千万円程度におさまりそうですが、詳しくは9月議会の議案となる、決算書で明らかになると思います。
・経営健全化に本腰を入れる17年度
老朽化した西棟の建て替えも含めて検討された「病院再整備」、とにかく病院経営健全化の方向性が見えてから、とのことで、今年度から内科に「血液・化学療法科」が新設されました。麻酔科も充実させて、ガン治療を充実させるとのこと。外来患者数も増えているようです。
経営健全化に掲げられている、17年度の目標は、次の通りです。
1 公立病院としての使命を明確にし、一般会計からの繰り出し金の基準を精査する
・補助金の対象は、不採算であっても公立病院として必要な診療部門に限定し、病院が独自に努力して医療収益を上げる分野を明確にする。
2 病床利用率の向上
・救急や検査などで入院が必要な場合、適正な入院計画を立て、機動性のある病床稼動をはかる。
・血液・化学療法科の新設、麻酔科医の常勤により、入院受け入れの門戸を広げる。
3 経営健全化委員会を設置
・収益増と費用削減による経営改善
・治療の質、医療の安全性の質の向上をはかるとともに、第三者による評価も検討
等です。
・急性期病院等の不安解決も
具体的に4月からの3カ月で取り組んだ経過の報告もありましたが、病院内全員が、健全化に対して共通の認識を持つよう、コミュニケーションをはかっているとのことでした。
また、医療情報管理体制を整備すると共に、その体制を生かして来院した患者さんに対する相談窓口を設けたい意向も示されました。患者さんと病院側のコミュニケーションがはかられることは、大きな改善に繋がると、期待できます。
議会でたびたび質問があった、急性期病院に移行するため、入院日数を減らすことについては、退院後、支度の近くの開業医を連携をとって治療が継続できる体制をとり、役割分担をスムーズにする方針とのことです。
「病院運営委員会」についても、形式的な委員間にせず、議論を深めるためにできるだけ詳しい情報を提供したい、という締めくくりで、私たち委員も今後さらに、しっかり議論を深めなければ、と決意を新たにしました。
★代替地がネックの土地開発公社健全化
本日5日は、「春日部市土地開発公社」の評議員会でした。
16年度の決算と17年度の補正予算、そして庄和町と合併するにあたり、庄和の公社が保有する土地の買取の3点が議案です。
国の支援を受けて進められてきた「健全化」は平成17年度まで。16年度末で、公社が保有する土地(いわゆる塩漬け土地)の簿価総額は163億3,000万円余りとなり、17年度に15億1,000万円ほど市が買い取ることによって、一応の目標は達成です。
ところが…。
昨年の暮れ、総務省は再び「土地開発公社」健全化の方針を出しました。
これによりますと、
・第一種公社経営健全化団体…市が債務保証している土地(借入金によって取得した土地)簿価総額が、市の標準財政規模で対して0.5以上
春日部市は0.54で、赤信号とされるこの第一種に該当します。
ところが、保有する土地の34%に当たる63億円分は、公共事業を進める時の代替地で、これを市が買い取ったときは、起債できないため、健全化の支援の対象となはならないとのこと。
その他の街路事業用地34億円と春日部駅西口のふれあい拠点施設用地22億円は、事業が伸展すれば公共事業として起債でき、国の支援策の対象にする必要はないとのこと。
健全化のためには、道路事業などの代替地としてどんどん手放して行けばよいのですが、そのためには公社の保有地を一旦買いとらなければならず、財政が厳しい昨今、かなりむずかしいとのこと。
では一体、国が22年度まで、簿価総額を半分に減らすことを目安としている「健全化」をどうやってはかるのか…、18年度予算で突っこむことにしました。

明暗を分けたものは? 二つの選挙結果
(7月4日)
深夜、東京都議会議員選挙の全議席が決まりました。
定員6人に13人が立候補した激戦区杉並区、福士敬子さんの応援に何度か駆けつけました。
無所属候補は、ビラ一つ撒けない、連呼か街頭演説するしかない選挙法の壁。連呼はイヤだと、駅頭で、ショッピングセンター前で、ひたすらマイクを握り、6年間の実績、都政の問題点を話し続ける福士さんの姿に圧倒されました。
立ち止まって耳を傾けて下さる有権者の姿、手を振って声援してくださる方、手応えは感じていましたが、結果は6位ながら堂々の当選。しかも、自民党の区議の圧倒的な応援を受けていた政党候補者を振り切っての当選は、嬉しい限りです。
また、福士さんの演説の中から、たった一人の無所属議員でも実績を上げることが出来る、ということを学ばせてもらい、とても勉強になった選挙でした。
片や、住民投票によって解散となった茨城県境町の選挙では、ネットの仲間の内海和子さんが52票差で落選してしまいました。
自主解散を提案した5人の議員のひとりだったので、期待していたのですが…。内海さんの選挙も、ひたすら街頭演説を重ねるというもの。また、議員活動を毎議会後に「議会報告」として「情報公開」していた、という点で、福士さんと同じスタイルです。
土地柄なのか…。市民派議員の議員活動、選挙スタイルは、ほとんどこの形です。明暗を分けたのは一体何だったのか、分析が必要です。
今後、草加市長選挙、三郷市議会選挙、八潮市長選・議員選挙、宮代町長選挙、越谷市長選挙、そして春日部市長選挙と、選挙の続く埼玉東部、ネットの仲間も続々選挙を控えています。
地方から政治を変える、そんなきっかけになる選挙にしたいものです。

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